歯周病治療について
歯周病の予防と早期発見を
心掛けましょう
歯周病は自覚症状が少ない歯科疾患であるため、気づいた時には症状が進行していることが多い特徴を持ちます。当院では一般的な歯周病治療に加えて、PCR(プラークコントロール)検査でお口の状態をしっかり確認するようにしております。患者さんに適した治療を行い、治療後の予防のことも考慮したケアをご提供いたします。
こんな場合はご相談ください
- 歯がぐらつく
- 歯ぐきから膿が出る
- 歯ぐきが腫れる
- 歯が伸びて見える
- 歯ぐきから出血がある
- 歯ぐきに違和感がある
- 口臭がする
- 歯間にすき間がある
PCR検査を活用した治療例
Before
PCR値:79.0%
After
PCR値:18.5%
施術内容 | PCR検査、スケーリング、ブラッシング指導 |
---|---|
治療期間 | 1日 |
リスク・副作用 | 特記事項なし |
費用 | 保険適用 |
※表示金額は全て税込みです。
当院の歯周病治療
専門性の高い学会認定医が
対応いたします
歯周病についての学術研究を行う日本歯周病学会において、認定医を取得した歯科医師が歯周病治療に対応いたします。高い専門性と豊富な臨床経験を活かして、質の高い治療をご提供させていただきます。歯周病でお困りのかたはぜひ一度ご相談ください。
POIC WATERを用いた歯周病予防
歯周病治療では患部を処置することは当然として、当院ではプラスアルファの処置としてPOIC WATERを用いた治療をご提供しています。少しでも患者さんの症状を改善できるよう、さまざまな工夫を実施しておりますので、歯周病でお悩みのかたはぜひ当院までご相談ください。
POIC WATERとは?
POIC WATERとは口腔ケアウォーターのことであり、薬品などを使用していない次亜塩素酸水です。細菌の殺菌効果やタンパク分解効果があることがわかっており、継続してPOIC WATERを使用することで口腔細菌の数やむし歯発生率に差が出る結果も出ています。歯科疾患の予防に効果があるため歯科医院での導入が増えており、当院でもPOIC WATERの取り扱いがあります。
高性能医療用レーザーを用いた治療
当院の歯周病治療では、医療用の高性能レーザー『ストリーク』を用いて治療が行われます。患部へレーザーを照射すると感染部のみ反応するため、健康な歯や周辺組織を残せる可能性が増えます。また、高性能医療用レーザーには痛みを抑える効果もあり、できる限り痛みの出ない治療を実現するために活用されています。
歯周病治療の流れ
歯周病検査(1回目)
ホームケアの継続
むし歯治療、審美治療へ移行
スケーリング(1~2回)
歯ぐきに付着した歯石の除去
歯周病検査(2回目)
むし歯治療、審美治療へ移行
SRP(4~6回)
歯ぐきの中に付着した歯石の除去
歯周病検査(3回目)
むし歯治療、審美治療へ移行
歯周外科処置
歯ぐきの切開、歯ぐき形成、
不良肉芽の除去など
歯周病検査(4回目)
治療完了
むし歯治療、審美治療へ移行
治療内容
スケーリング
予防処置でも行われるスケーリングは、専用の器具を用いて歯の表面に付着した歯垢(プラーク)を除去します。歯垢を取り除くことで歯石の蓄積や細菌の増殖を防ぐことができるため、歯周病治療・予防としても有効な方法です。処置後は歯の表面が滑らかになり、歯垢が付きにくくなります。
SRP
スケーリングとルートプレーニングの頭文字からSRPと呼ばれ、予防処置や中度以上の歯周病治療で行われます。歯周ポケットや歯と歯のすき間などに蓄積した歯石やバイオフィルムなどを徹底的に除去して、細菌が増殖しにくい口腔内環境にします。
再生療法(リグロス)
中度以上の歯周病では、歯を支える顎の骨が減って歯がぐらつく場合があります。このようなケースの歯周病治療では、感染部を除去した後、顎の骨や周辺組織を修復させるために歯周組織再生剤を使用します。リグロスを用いた再生療法は保険適用であり、使用した箇所の組織修復を促進します。
歯周外科処置
中~重程度の歯周病を治療するためには、細菌に感染した部分を除去する必要があります。術時は患部の歯ぐきを切開し、歯根の感染箇所や歯石が付着した箇所を徹底的に除去します。歯周病の進行を止め、歯ぐきや周辺組織の改善効果が期待できます。
内服
歯周病の治療は、スケーリングやSRPなどの処置、外科処置、再生療法の他に、お薬を服用する方法もあります。薬の服用単体で治療することはなく、外科処置などの治療と併用して行われます。主に抗生物質などの薬が処方されます。
歯周病豆知識
歯周病予防を行わないと
1,000万円損する!?
歯周病予防と医療費の関係について考えたことはありますか?歯周病が進行すると治療に時間がかかったり、歯が抜けてしまったりするだけではなく、全身のさまざまな疾患の原因になることもあります。高齢でも歯が20本残っているかたと0~4本のかたでは、生涯の医療費に1,000万円ほど差が出る調査結果も出ています。
歯周病と全身疾患の関係
歯周病は全身疾患の原因となりうる
場合があります
歯周病菌は口腔内から血流にのって全身へ巡り、最終的に全身疾患のリスクを高める結果になってしまいます。動脈硬化、狭心症、脳梗塞、糖尿病など、さまざまな全身疾患の発症、および症状悪化の原因となりますので、予防や早期発見、治療が非常に大切です。歯周病は初期段階では自覚症状が少ない疾患だからこそ、なおさら普段から予防の意識を持つようにしましょう。